スペインの世界遺産

スペインの世界遺産|ユネスコ世界遺産、各種手配

  • ユネスコ世界遺産への入場チケット

  • 現地での観光ガイド (日本語手配可能の場合があります)

  • スペインの世界遺産を巡る、カスタマイズ旅行

  • ユネスコ世界遺産近郊にある、宿泊施設の予約

  • スペインにある世界遺産へのアクセス、公共交通機関の手配

*上記は個人旅行、または団体旅行でも手配可能です。

スペインの世界遺産トップ10

スペインのユネスコ世界遺産


  • スペインは世界遺産の登録数で世界第3位!

  • サグラダ・ファミリアは1882年の建設開始以来、現在も未完成です

  • サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の総距離は約1,500 km

スペインには、48のユネスコ世界遺産があり、その数は世界で3番目の多さです。ユネスコ世界遺産の数でスペインを上回っているのは、イタリアと中国で、どちらも55の世界遺産があります。なお、 日本には現在23のユネスコ世界遺産があります。

スペインの世界遺産は、モニュメントそのものから歴史的地区、そして息をのむような風景まで、様々な種類があります。

ユネスコ(UNESCO/国連教育科学文化機関)は、歴史的、文化的、または科学的に価値のある場所を世界遺産として認定しています。 このユネスコ認定の目的は、これらの遺跡を後世に保護することです。

こちらでは、Spain Japan Travelが選んだ「訪れるべきスペインの世界遺産のトップ10」をご紹介します。

1. アルハンブラ宮殿、グラナダ

グラナダにあるアルハンブラ宮殿は、複雑な要塞に囲まれています。 アルハンブラという名前は、アラビア語で「赤」を意味します。 この複合な建築物は、アラブ人がスペインを統治した9世紀に、ムーア人の王「イブン・アル」によって建てられました。 その後、1492年にアラブ人の統治が終了を迎えた際に、この建築物がカトリックの王に与えられました。

アルハンブラ宮殿は、アルカサバ要塞、ナスル宮殿、離宮ヘネラリフェの3つに分かれています。全て合わせると、その面積は約142,000㎡です。1984年にユネスコ世界遺産に登録されたアルハンブラ宮殿は、スペインの主要な観光スポットの1つで、毎年2,500万人以上の観光客が訪れています。

スペインの世界遺産の中でも、アルハンブラ宮殿は特に人気で、入場チケットは数か月前でも売り切れている場合があります。Spain Japan Travelを通じて予約が可能ですので、観光の予定があればお早めにご連絡下さい!

アルハンブラ宮殿

2. サグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリアは、その起源、基盤、目的などから、唯一無二の建築物だと言われています。建築は1882年に開始され、現在も建設中の巨大な大聖堂は、 天才建築家アントニオ・ガウディによる未完成の傑作です。サグラダ・ファミリアが位置するバルセロナでは、5世代にも渡りその発展を見守り続けています。

バルセロナの最も重要なランドマーク、サグラダ・ファミリアは、2026年に完成する予定です。サグラダ・ファミリアには、毎年4,500万人以上の観光客が訪れ、2005年にスペインの世界遺産に登録されました。もちろんその外観も美しいですが、中に入ってみると外観よりも圧倒的な美しさに驚かされます。

ほとんどの場合チケットは売り切れているため、事前にチケットを手に入れておくことをお忘れなく!

サグラダ・ファミリア

3. メスキータ、コルドバ

コルドバのメスキータは、地元ではメスキータ・カテドラル(大聖堂)として知られています。メスキータは、8世紀後半にイスラム教徒がアル=アンダルス*を統治した時から現在まで残っている、最も古い建造物の1つです。 13世紀には、スペインの旧王国がアル=アンダルス*を征服し返し、メスキータはキリスト教の大聖堂に改築されました。メスキータは、イスラム教のモスクとカトリックの大聖堂が組み合わさった、混合構造の建築物です。 コルドバの大モスクは、1984年に世界遺産に登録されました。メスキータはスペインの世界遺産のでも特にユニークな建築物、世界中を探してもこれほど特徴的な建築物見つけることはできないでしょう。

*アル=アンダススペイン、ポルトガル、南フランスの一部を含む、かつてイスラム教が統治していたエリアのこと

4. セビリア大聖堂

セビリア大聖堂は、スペインで最も有名なローマカトリック大聖堂の1つです。セビリアの大聖堂は、その街の力と富を証明するために建設され、1401年に建築が開始され、1506年に完成するまで、100年以上が費やされました。セビリア大聖堂の完成後、それまで約1,000年もの間世界最大の大聖堂の地位を保っていたトルコのアヤソフィアに取って代わり、世界最大の大聖堂となりました。

現在、セビリア大聖堂は世界で3番目に大きい教会であり、ゴシック様式の教会としては最大で11,520㎡の大きさです。 見どころの一つは、アメリカ大陸を発見したクリストファー・コロンブスの墓で、偉大な探検家が眠っています。 セビリア大聖堂は、1987年にスペインの世界遺産に登録されました。

セビージャ大聖堂

5. 王立サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル修道院

エル・エスコリアル修道院は、スペインの首都マドリードから北西に約45km離れた、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルにある、歴史的なスペイン王の邸宅です。

この修道院は、スペインのルネサンス期において最も重要な建築物で、フェリペ2世によって考案されました。フェリペ2世はこの建物を、父・神聖ローマ皇帝カルロス5世の埋葬地・修道院・宮殿といったさまざまな目的のために建てました。

この修道院は、1984年にユネスコ世界遺産に登録されました。

王立サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル修道院

6. アビラ旧市街

スペインの中心部に位置しているアビラは、11世紀にムーア人からスペインの領土を守るために設立されました。街全体が石でできた城壁で囲われているため「聖人と石の都市」と呼ばれ、中世の厳格さを維持しています。この中世の厳格さの建築様式は、大聖堂や城壁に見られます。アビラの城壁は87個の半円形の塔と9つの門があり、スペインで最も完全な姿で残っています。

アビラの城壁の一部は、1090年に建てられた当時のもので、他の大部分は12世紀に再建されたものです。アビラは中世の要塞都市の傑出と言われており、1985年にスペインの世界遺産に登録されました。

アビラ旧市街

7. サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路は、大きく張り巡らされたスペインの巡礼路のことで、それらは相互に繋がっています。巡礼路の最終的な目的地は、ガリシアのサンティアゴ・デ・コンポステーラにある聖ヤコブ(セント・ジェームズ)の墓です。

張り巡らされた巡礼路の距離は、約1,500 kmに及びます。 巡礼者が必要とした大聖堂、教会、病院、ホステル、橋なども、歴史的に重要な遺産として含まれています。

サンティアゴの巡礼路は、11世紀前に作り上げられて以来、巡礼者が待ち合わせる場所であっただけでなく、巡礼者と、彼らが通過する町やコミュニティでは文化的な対話が促されました。

この巡礼路は、1993年にスペインの世界遺産に登録されました。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

8. トレドの歴史的な街

トレドは歴史的な街で、歴史ある文化的・歴史的な文明の遺産があります。

ローマに起源があるトレドは、かつて西ゴート王国の首都であり、ムーア人と戦うキリスト教王国の駐屯地である、後ウマイヤ朝アミール領の要塞でもありました。トレドには2,000年以上の歴史があり、 ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の3つの主要な宗教が歴史的に共存し、争いも起こらなかったことで有名です。

またトレドは、紀元前500年頃から伝統的な剣作り、鉄鋼加工の中心地でした。そのため現在でも市内には、歴史的またはモダンな鑑賞用の刀、中世の鎧、その他のあらゆる種類の刀などを販売しているたくさんの店があり、他国にも輸出されています。

トレドは、その広範囲にわたる記念碑的および文化的遺産により、1986年にユネスコ世界遺産に指定されました。

トレド

9. サラマンカの旧市街

スペイン西部にあるサラマンカは、歴史ある大学の街として知られています。歴史的な街の中心部には、ロマネスク様式、ゴシック様式、ムーア様式、ルネサンス様式、バロック様式のモニュメントがあります。 ギャラリーやアーケードがあるマヨール広場は、特に印象的です。

1218年に設立されたサラマンカ大学は、スペインでは最も古い大学の1つで、欧米諸国では3番目に古い大学です。

サラマンカの旧市街は、1988年にスペインの世界遺産として登録されました。

サラマンカ

10. アタプエルカの古代遺跡

スペイン北部にあるアタプエルカの古代遺跡には、100万年前の人類の痕跡が残されており、ヨーロッパで最も重要な遺跡の1つです。ヨーロッパにおける人類の最も初期の痕跡が、アタプエルカの洞窟で数多く見つかっています。発見された化石等は保存状態が良く、人類考古学的に価値が高いとされています。

アタプエルカの古代遺跡は、2000年にユネスコ世界遺産に指定されました。

アタプエルカの古代遺跡