スペイン 旅行

スペインは美しく、エネルギーに満ちた国で、それぞれの地域には独自の文化や多様性が見られます。


首都マドリードとバルセロナには、見事な建築物や美術館がたくさんあり、アートが溢れるパワフルな都市です。南スペインのアンダルシア地方はムーア人の伝統を受け継いだ遺産があり、北部のバスク地方は世界的に有名なタパスがあるなど地方ごとに特徴があるのに加え、どの地域でも壮大な景色を見ることができます。見るもの、食べ物、文化の体験など、スペイン 旅行では全ての人が楽しめる何かがありますす。


スペイン人は観光に訪れる人にフレンドリーで、喜んで迎え入れてくれます。スペイン人は、美味しいワインを飲み、美味しい食事を囲んで笑いながら人生を楽しんでおり、生き急いでいる人は見当たりません。


まだあまり知られていませんが、スペイン旅行の費用は手頃であることも魅力の一つです。

スペインを訪れるべき理由

スペインは、世界旅行ランキング*で第2位の観光大国で、1年に約8,300万人の観光客がスペインを訪れます。

*2018年、UNWTO/世界観光機関発表

日本人に人気の旅行先のうち、スペインはヨーロッパで5番目の人気ですが、年間47万人以上の日本人がスペインを訪れています。なお、日本を訪れるスペイン人は、10万人です。

以下は、日本人そして世界中の観光客がスペインに旅行する8つの理由です。

スペインを訪れるべき理由
  1. スペイン料理

  2. 長年築かれてきた歴史

  3. 素晴らしい景色

  4. 見事な建造物

  5. 歴史的な建築物

  6. ユニークな祭り

  7. 世界的に有名なアート作品

  8. ユネスコ世界遺産

スペイン 旅行、おすすめの観光

スペイン 旅行における、色々なおすすめをご紹介します。

スペインの観光名所、トップ3

スペインには、見事な自然の景色からユネスコ世界遺跡まで、素晴らしい観光名所がたくさんあります。そのため、特にスペイン旅行が初めての場合、見る場所が多すぎて時間が足りずどこに行くかを決めるのは大変かもしれません。ここでは、人気の観光名所トップ3をご紹介します。初めてのスペイン 旅行でこのうち2つの観光名所を訪れれば、自信を持ってスペインで最も見ておくべき場所に行ったと言えるでしょう。これらの歴史的な建造物は、他では見ることができないほど豪華で、必見の観光名所です。

アルハンブラ宮殿

アルハンブラ宮殿

グラナダ

グラナダの丘の上にあるアルハンブラ宮殿は、13世紀に建てられたムーア人の要塞・宮殿です。複雑な装飾が施された客室と素晴らしい建築は、ムーア文明が世界で最も優れたことを表しています。宮殿はとても大きいため、見て回るうちにあっという間に一日が過ぎてしまうほどです。アルハンブラ宮殿は1984年にユネスコ世界遺産に登録されました。

サグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリア

バルセロナ

サグラダ・ファミリアは、世界的に有名なスペイン人の建築家ガウディによって設計された豪華な教会です。 1882年に建設が始まり、現在も建設中で、2026年に完成する予定です。未完成にも関わらず、この大聖堂には年間450万人以上の観光客が訪れます。サグラダ・ファミリアは、2005年にユネスコ世界遺産に登録されました。

マドリード王宮

マドリード王宮

マドリード

マドリード王宮はスペイン王室の住居ですが、最近では国家の儀式にのみ使用されています。マドリード王宮は、18~19世紀にかけて建てられ、チャールズ3世の趣に合わせて装飾されました。観光者は、そのほとんどの部屋や宴会場を散策できます。マドリード王宮の広さは135,000㎡で、3,418室の客室があり、ヨーロッパで最大の王宮です。

スペイン料理、トップ3

スペインには美味しい食べ物がたくさんあり、スペインの食文化はとても豊かです。バレンシア発祥のパエリアのように、それぞれの都市や地域において独自の料理があります。ここでご紹介する3つのスペイン料理、生ハム・パエリア・トルティーヤは、スペイン 旅行が初めての人にはもちろん、いろいろな種類があるため、既にスペインに行ったことがある人にもおすすめです。これらの料理は定番過ぎると感じるかもしれません。しかしながら、どのタパスバーにもあり、オーダーしやすいこれらの料理は、やはりスペイン旅行で外せません。タパスバー巡りをすると、注文してからすぐに出てくる料理のスタイルすぐに慣れ、もっと色々な料理を食べてみたいと思えるでしょう。

生ハム

生ハム

生ハムは、言わずと知れたスペイン料理を代表する食べ物で、スペインを最も象徴している食べ物かもしれません。最も美味しいスペイン産の生ハムは、口の中でとろけるハモン・イベリコ・デ・ベロータで、最高級の生ハムの美味しさを感じられます。

パエリア

パエリア

パエリアは何世紀もの間に渡る、スペインで定番の家庭料理です。一見、スペイン料理代表のようですが、実はバレンシア地方の料理です。パエリアの種類はたくさんありますが、最も一般的なのは、肉を使ったパエリア・バレンシアーナ、魚介類を使ったパエリア・デ・マリスコ、肉と魚介類を使ったパエリア・ミクスタで、全てのパエリアは野菜も含まれています。なんと、パエリア・バレンシアーナにはウサギの肉も使われています。

スパニッシュオムレツ

スパニッシュオムレツ

スパニッシュオムレツ(トルティーヤ・デ・パタタス)は、スペイン人に一番好まれている料理の1つです。原材料はシンプルで、卵に包まれているのは、スライスしたジャガイモとみじん切りの玉ねぎをオリーブオイルで揚げたものです。スパニッシュオムレツには、さまざまな食材を使用した地域ごとにバリエーションがあります。

スペインでの体験、トップ3

海外旅行をする中で文化的な体験に参加することは、有名な観光地を訪れるのと同じくらい思い出に残ることでしょう。たとえそれが一時的な体験であっても、他国の文化を垣間見るだけではなく、その国での暮らしに一時的に参加することができます。スペインの国土は日本の約1.3倍あり、その多様性や美しさは2週間ほどの旅行で見て体験するには時間が足りないでしょう。スペイン 旅行中に様々な文化的な体験ができるので、どのような人でも楽しめる体験を見つけることができ、それらは無限に楽しめる魅力があります。

以下は、初めてのスペイン旅行で見逃せない、3つのおすすめの文化体験です。

フラメンコショー

フラメンコショー

フラメンコとは、歌・踊り・ギターの音を中心とした音楽が融合した芸術的な表現です。フラメンコには様々なスタイルがあり、歌手、ダンサー、ギタリストなど、曲の歌詞とアーティストのパフォーマンスの両方において、感情的を強く表すことが特徴です。そのため、パフォーマンスよって作り上げられる雰囲気を感じられる、フラメンコショーを見ることは特におすすめの体験です。

サッカー観戦

サッカー観戦

最も有名なサッカーチーム、レアル・マドリードとFCバルセロナのようなライバル関係は、他のスポーツにはないでしょう。その上、どちらのチームにも世界的に有名な選手がいます。これらの最高の選手による試合は見逃せず、スペインのトップリーグは世界レベルで最高です。是非サッカーの試合を観戦してみて下さい。バルセロナ、マドリード、またはその他のスペインの都市でも、スタジアムで熱気溢れるプレーを感じてください!

タパスバー巡り

タパスバー巡り

タパスはスペインの文化です。スペイン料理は世界中で有名で、タパスバーを巡ることで、パエリアから生ハム、スパニッシュオムレツなど最も美味しいスペイン料理を「つまみ食い」することができます。スペイン人の場合、通常いくつかのタパスバーを巡りながらら料理を食べつつ、それぞれの様タパスバーの雰囲気を楽しみます。またタパスを食べながら、スペイン発祥のサングリアやリオハワインを一緒に飲むことをおすすめします!

スペインについての基本情報

スペイン 旅行の前に知っておきたい基本的な情報

フライト情報

スペインと日本を結ぶ直行便は、イベリア航空と日本航空の2社が提供しており、東京-マドリードを結ぶ便があります。直行便のフライト時間は約14時間、往復チケットは正規価格で約115,000円です。

東京-マドリードの乗り継ぎ便は、ルフトハンザ、KLM、カタール航空をはじめ約10社がフライトを提供しています。オフシーズンでは、東京-マドリードの往復チケットを約4万円が購入できることもあります!

時差

スペインと日本の時差は8時間で、日本の方が先に進んでいます。例えば日本が18時であれば、スペインは 午前1o時です。 ただし、サマータイム中*は時差が7時間になります。

*サマータイムの期間:3月の最終日曜日~10月の最終日まで

ビザ、パスポート

滞在日数が90日以内の観光であれば、ビザは必要ありません。ただし、出国時点でパスポートの有効期限が3ヵ月以上あることと、未使用のパスポートページが見開きで2ページ以上ある必要があります。

言語

公用語はスペイン語ですが、都市によってカタルーニャ語、バレンシア語、バスク語、ガリシア語を話す地域があります。スペインは世界で最も観光客が多い国の1つなので、ほとんどの場所で英語が通じ、たまに日本語が通じる場所もあります。

通貨・両替

スペインの通貨は€(ユーロ)と補助単位(1ユーロ以下を表す単位)として¢(セント)が使われています。

1ユーロ=100セント=約117円(2020年4月時点)

両替は、銀行もしくは両替所でできます。ホテルや観光名所など多くの場所に両替所があります。一般的には、両替のレートはスペインより日本の方が良く、手数料もスペインの方が高いので、最もオススメなのは事前に日本で両替しておく方法です。、スペインのATMでユーロを引き出すという方法もあります。

電圧 / プラグ

  • 電圧:220V

  • 周波数:50Hz

  • コンセントのプラグ: Cタイプ

電化製品のうち、デジタルカメラ、パソコン、スマートフォン等は通常220Vにも対応していますが、それ以外の電化製品(例えばドライアーやヘアアイロンなど)は対応していない場合があります。スペインの電圧は日本と異なるので、持って行く予定の電化製品の電圧は事前に220Vでも使えるかを確認しましょう。

電圧 / プラグ

国際免許

事前に国際免許を取得しておけば、スペインで運転することができます、ただし年齢は21歳以上である必要があります。なお、スペインでは、日本と反対の右側通行であることにもご注意下さい。国際免許の取得の詳細は、各都道府県の警察本部のHPをご覧下さい。

トイレ事情

スペインには日本ほど多くの公衆トイレがないですが、公共トイレの設置数は少しずつ増えています。ほとんどのトイレにトイレットペーパーがありますが、汚れている場所もあるので、ウェットティッシュを持っていくことをお勧めします。

【公共トイレ】

  • レストラン:100 Montaditos, Dunkin Donuts, Burger King, KFC, Pans, McDonald’s, Taco Bell, and Subway

  • ショッピングモール

【有料トイレ】

  • Googleマップで「toilets」と入力すると、一番近いトイレがみつかります。 また事前に「Toilet finder」というアプリをダウンロードしておくと、トイレを見つけるのに役立ちます。 (有料トイレの使用料は日本円で約10~50 円)

  • マドリードのトイレマップ (日本円で約10円)

  • もしトイレが見つからない場合は、レストランやカフェなどで、飲み物か何かを注文してトイレを利用することをお勧めします。

スペイン 旅行 スリ

スペインは安全で、事件に巻き込まれるようなことは基本的にありません。唯一、気を付けておきたいのは、スリや置き引きです。人が多く集まる場所、空港やホテル、そして特にバルセロナの混雑した地下鉄や電車などでのスリに注意してください。貴重品は常に持ち歩き、鞄は体に寄せておくことで、スリに狙われる可能性が低くなります。

フリーwifi・ポケットwifi・simカード

スペインでは、観光スポット、市内中心部、美術館、バス、公園など、多くの場所で無料wifiが使えます。ほとんどの場合、パスワードも不要です。ショッピングモール、ホテル、バー、レストランでもフリーwifiが使えますが、パスワードが必要なことがあります。パスワードは、店内に書かれていない場合、お店の人に聞くと教えてもらえます。スペインでパスワードを尋ねることは非常に一般的です。

レンタルポケットwifiは、事前に予約すればペインの空港で借りられます。マドリードまたはバルセロナの空港でレンタルする場合は、Wifivoxが最適なオプションを提供しています。レンタルする場合、空港で受け取る2日前までに予約する必要があることに注意してください。

simカードは、市内中心部で購入することをお勧めします。スペインの空港でも購入できますが、価格が高めです。Orange(オレンジ)という通信会社が、旅行者に最適なプランを提供しています。このショップはたくさんあるので、 GoogleマップでOrangeと入力すると、最寄りのショップを見つけられます。Orangeが近くにない場合、VodafoneやMovistarでも旅行者向けのsimカードを販売しています。

スペイン 旅行 持ち物

基本的なスペイン旅行の持ち物:

パスポート、クレジットカード、日本円・現地通貨(ユーロ)、海外旅行保険、スマホ、変換プラグ(スマホやカメラの場合、基本的に変圧器は不要)、季節に合わせた服、常備薬、バス用品、化粧品

これがあると便利!

  • 使い捨て便座シート

  • 旅行に必要なスペイン語会話の本

  • エコバック(スペインでは基本的にプラスチックバッグほぼ有料です)

  • スマホ用のモバイルバッテリー

  • ホテルなどで使うスリッパ

  • ポケットティッシュ・ウェットティッシュ

  • アイマスク、ネックピロー、耳栓(飛行機内用)

季節ごとの持ち物

  • 夏:日焼け止め、水着、折り畳み傘(雨はほとんど降らないので、夏に日傘として使いたい場合のみ)

  • 冬:乾燥するので、ハンドクリームやリップクリーム、カイロなどの防寒具

  • 春・秋:薄手のカーディガン・ジャケット(朝晩は冷えるため)

旅行の予算

スペイン旅行の費用は、どこに行くかで大きく変わります。バルセロナやマドリードのような人気の都市は、セビージャやバレンシアのような小さな都市よりも費用が掛かります。地方や小さな町、または規模の小さい観光地では、旅費を抑えられます。

  • 予算を抑えると、1日あたりの費用は6,000〜8,500円になります。宿泊はホステル、移動は交通機関を使い、食事のほとんどを安価な外食・または簡易的な料理で済まし、あまり夜は出歩かず、いくつかの観光名所への入場料等を含めた場合の旅費です。

  • 予算に余裕がある場合、1日あたり11,000〜14,500円になります。手頃な価格のホテルを利用し、食べ歩きの食事を行ったり、高速列車などを活用し、ナイトライフを楽しみ、色々な体験やプライベートツアーを利用した場合の予算です。

  • 贅沢なスペイン 旅行をしたい場合、1日の予算は25,000〜30,000円になります。有名ホテル、豪華な食事、新幹線や高速列車・プライベートツアーなどすべてを利用して、存分に楽しむことができます。

こちらの表は、1日あたりの旅費の内訳を示しています。

スペイン-旅行の予算

ホテル・宿泊施設

スペインでの宿泊は、ヨーロッパ諸国の中でも比較的安価です。スペインには、高級ホテル、ビジネスホテル、パラドールと呼ばれる城や宮殿、キャンプ場、別荘、Airbnbなど、さまざまな種類の宿泊施設があります。宿泊料金は場所やホテルランクによって異なり、主要都市や観光地以外では安くなります。

ホステルの個室は約2,800円/泊で、ほとんどの場合、朝食は無料です。手頃な価格のホテルはツイン/ダブルで4,900円/泊、高級ホテルは10,000円/泊が目安の価格です。無料WiFiは、ホステル・ホテルともに利用できます。

Airbnbは、ほとんどの主要都市で利用可能です。共有宿泊施設の場合は2,700円/泊、家一棟やアパート一室を借りる場合、観光都市では8,900円/泊が目安の価格です。Airbnbはここ数年で品質が向上し、色々な都市で利用でき、価格も手頃なので、非常におすすめです。予約の前にレビューをチェックして、素敵なオーナーと場所を見つけてみて下さい!

スペインには、17,000以上のホテル、14,000以上の宿泊施設、150,000以上のコンドミニアム、および1,100以上のキャンプ場があります。一般的に宿泊施設は安全で清潔感があるので、予算によって滞在に最適な宿泊施設を見つけられます。

食事・飲み物

最も安価な料理、タパスやサンドイッチが350〜1,150円で手に入れることができます。ワインを飲む場合は1食1,150〜1,750円程度です。レストランでの食事は、単品で1,500円前後、前菜・パエリア・ドリンクを注文すると、1食あたり2,500円ぐらいになります。スペインには高級レストランがたくさんありますが、そこでの食事はドリンク込みでも3,500円前後から楽しめます。

マクドナルドのようなファーストフードは約1,000円で、日本と比べて高いです。自分で食材を買って料理をする場合、一週間で約4,000〜4,500円と、費用が抑えられます。マーケットでは、地元産の新鮮な農産物や肉を手に入れられます。

スペインでも、水道水は飲用可能であり、日本同様に飲みやすい味です。もしも気になる方はペットボトルの水もどこでも手に入ります。ペットボトルの水は、0.33Lでスーパーで50円、レストランで160円です。

食事スタイルと時間

スペイン人は食事スタイルが日本人と異なる点があります。以下はスペイン旅行を計画する上で知っておきたい、いくつかのアドバイスです。

最もよく聞かれる質問の1つは、チップを渡すべきかどうかです。答えは「いいえ」です。サービスが非常に良かった場合はチップを払うこともあり、ウェイトレスはチップを貰えることに感謝しますが、特に必須ではなく、チップを払わないことは一般的です。

レストランで料理を注文するとき、少し声を上げなければいけないことがあります。レストランのウェイトレスの人数は少なく、せわしなく動いています。ウェイトレスがしばらくテーブルに来ない場合は、少し高い声で「perdona(ぺルドナ)」(すみませんの意味)と言って、ウェイトレスが「un momento」(今行きます)と返事をするのを確認して下さい。これが食事を早くオーダーするコツです。

以下は、スペインでの食事をよりよく楽しむためのヒントです。

  • 朝食 (El Desayuno)

午前6:30~10:30まで、どのカフェでも朝食メニューを提供しています。スペインの最も伝統的な朝食は、牛乳を入れたコーヒーと、オリーブオイ・塩をトッピングしたトースト、またはトーストにオリーブオイル、ニンニク、塩、すり潰したトマト、生ハムをトッピングしたものです。

  • ランチ (La Comida)

スペインのランチ営業は、通常午後1時からですが、スペイン人のランチタイムは午後2時~4時で日本人に比べてかなり遅い時間に昼食をとります。もしも午後1時までにお腹が空いたら、午前11時30分からオープンしているタパスバーでタパスを食べることをお勧めします。最も人気のあるタパスは、スペイン風オムレツ、エビのアヒージョ、生ハムです。ランチの主食はパンで、どのレストランでも食事にパンがついてきます。(日本でいう、ご飯のような役割)ランチの後にコーヒーやリキュールを飲むことも、スペインの食事体験の一つです。最も一般的な食後のリキュールは、PacharanとOrujo de Hierbasです!

  • ディナー (La Cena)

スペインのレストランでは、ディナーは午後8時から注文できます。スペイン人は通常午後9時から真夜中の時間に夕食を食べます。もしも午後8時前にお腹が空いたら、タパスバーでタパスを食べることができます。また午後の早い時間帯にタパスを食べることもできます!

コンビニ

スペインには日本のようにコンビニエンスストアはありません。24時間営業の小さなお店はありますが、中国人(マドリードで一般的)やパキスタン人(バルセロナで一般的)が開いており、通常はお菓子と飲み物のみの販売です。

ただし、中規模のスーパー(マルエツやイオンに似ています)はスペインでは非常に一般的で、どこにでもあります。これらのスーパーのほとんどは、月~土曜日の9時~21時まで開いており、日曜日や祝日は閉店しています。街中で良く見られるスーパーは、Mercadona(グルテンフリー製品を幅広く取り揃えています)、Dia、Carrefour、Eroski、Alcampo、Lidl、Aldi、SuperSolなどがあります。

交通事情

電車:スペインのJR、Renfe(レンフェ)は普通電車から特急があり、スペインの各都市に行くことができます。新幹線はAVE(アベ)と呼ばれています。

バス:基本的にどこへでもバスで行くことができます。バス会社はいくつかありますが、有名なバス会社はより多くの路線・行き先があり、ALSA(アルサ)、Avanza(アバンサ)、Eurolines(ユーロライン)が良く知られたバス会社です。

スペイン 旅行、モデルプランと滞在日数

スペイン 旅行のモデルプランと、モデルプラン別のおすすめの滞在日数

スペイン旅行を計画する前に、各都市や町で何日過ごせば良いかを知っておく必要があります。スペインの各都市で何日過ごせば良いか?この質問への答えは、実際にどれくらいの日数を費やすことができるかによって変わります。

マドリードやバルセロナのような目的地のみでも、1週間以上過ごすことができます。しかしながら短い滞在期間で、できるだけ多くの都市・観光名所を巡りたい場合、マドリードまたはバルセロナで1週間滞在するという考えは現実的ではないでしょう。スペインの主要都市それぞれが、一見する価値があるだけでなく、当時に多くの小さな町や村も見事なので、日帰り旅行で訪れるのもおすすめです。

これらのことを念頭に置き、以下の滞在日数別のスペイン 旅行のモデルプランをご紹介します。

2泊4日(4日間)

4泊6日(6日間)

モデルプラン 1

スペインの首都マドリードの旅

スペインの首都マドリードの旅

滞在都市:マドリード (4日間)

見どころ:マドリード王宮、プラド美術館、レティーロ公園、サン・ミゲル市場、レアル・マドリードスタジアムー、アルムデナ大聖堂、タパスバー巡り

旅程:マドリード2日(マドリード市内散策+美術巡り) + 到着日・帰国日の2日間

旅行代金:110,000円前後

モデルプラン 2

ガウディのアートを巡る旅

ガウディのアートを巡る旅

訪問都市:バルセロナ (5日間)

見どころ:サグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・バトリョ、ラ・ボケリア・マーケット、カサ・ミラ、バルセロナスタジアムツアー、ゴシック地区、タパスバー巡り

旅程:3 日(バルセロナ市内散策+美術・建築物巡り) + 到着日・帰国日の2日間

旅行代金:140,000円前後

モデルプラン 3

最も有名な2都市を巡る旅

最も有名な2都市を巡る旅

訪問都市:マドリード & バルセロナ (6日間)

見どころ:サグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・バトリョ、王宮、レティーロ公園、サン・ミゲル市場

旅程:バルセロナ2 日間+ マドリード2日間 (バルセロナ-マドリードへは新幹線で移動)+ 到着日・帰国日の2日間

旅行代金:180,000円前後

5泊7日(7日間)

7泊9日(9日間)

モデルプラン 4

最も人気の3都市周遊の旅

最も人気の3都市周遊の旅

滞在都市:バルセロナ、マドリード、セビージャ (7日間)

見どころ:サグラダ・ファミリア、カサ・バトリョ、マドリード王宮、プラド美術館、アルムデナ大聖堂、サン・ミゲル市場、ボケリア市場、アルカサル、ヒラルダの塔、フラメンコショー

旅程:バルセロナ2日間 + マドリード1日 +セビージャ1日(マドリード-セビージャは新幹線で慰移動)+ 到着日・帰国日の2日間

旅行代金:210,000円前後

モデルプラン 5

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の旅

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の旅

訪問都市:サンティアゴ・デ・コンポステーラ、サリア、ポルトマリン、パラス・デ・レイ、レステド、メリデ、アルズア、ルア、オ・ペドロソ (8日間)

見どころ:ローマ橋、セレリオバレー、プルペリアス、地元のマーケット、サンティアゴ大聖堂、ラマグダレナ修道院

旅程:巡礼証明書を発行の最短距離100km達成のため、サリアに出発点があるフレンチ・ウェイから巡礼を行う

旅行代金:230,000円前後

モデルプラン 6

歴史散策の旅

歴史散策の旅

訪問都市:マドリード、トレド、アビラ、セゴビア、セビージャ、ロンダ、コルドバ (9日間)

見どころ:ローマ水道橋(セゴビア)、アビラの壁、アルカサル・トレド、スペイン広場、セビリア大聖堂、メスキータ

旅程:マドリード1日 +マドリードから日帰りでトレド + セゴビア1日+ アビラ1日 + セビージャ1日 + セビージャから日帰りでロンダ (バスで移動) +コルドバ1日 (電車で移動)+ 到着日・帰国日の2日間

旅行代金:330,000円前後

8泊10日(10日間)

12泊14日(14日間)

モデルプラン 7

スペイン大満喫の旅

スペイン大満喫の旅

滞在都市:バルセロナ、モントセラト、マドリード、トレド、バレンシア、グラナダ、マラガ、ミハス、ロンダ、セビリア、コルドバ (10~14日間)

見どころ:サグラダ・ファミリア、カサ・バトリョ、旧市街巡り、マドリード王宮、プラド美術館、アルムデナ大聖堂、サン・ミゲル市場、芸術科学都市、アルハンブラ、アルカサル、ヒラルダの塔、セビリア大聖堂、プラザ・デ・エスパーニャ、フラメンコショー、メスキータ、タパスバー巡り

旅程:バルセロナ・モントセラトで1日+マドリード・トレドで1日+バレンシア(マドリードから新幹線)1日+グラナダ(マドリードから新幹線)1日+マラガ1日+ミハス・ロンダ(バス)1日+セビージャ1日+ コルドバ1日+ 到着日・帰国日の2日間

参考: 旅程に余裕がある場合、各都市への滞在日数を延長することをお勧めします。

旅行代金:350,000円 ~ 450,000円

スペイン 旅行、ベストシーズン

スペインを訪れる時期は、旅行のタイプや訪れる地域によって異なります。

スペインは世界の人気の旅行先の一つとして常にランクインしていることもあり、年中いつ訪れても楽しめますが、それぞれの好みによってスペインを訪れる最適の時期は異なります。訪れる地域と時期によって、その雰囲気がまったく異なります。それは、ヨーロッパで2番目の国土を持つスペインは、気候や景観に多様性があり、地域ごとに気候が大きく異なるからです。(また、スペインの山の多さはスイスに次いでヨーロッパで2番目です)

また、スペイン旅行の時期は、季節の特徴(お祭り、夏のカラッとした天気)と観光シーズン(観光客の多さ、ホテルが割高な時期か)、そしてどのような旅にしたいかで決めることをお勧めします。

一般的には、スペイン 旅行のベストシーズンは、春の終わりから秋の始めと言われており、特にアンダルシア地方や地中海沿岸地域(バルセロナ、セビージャ、グラナダなど)に行く場合に最適です。スペイン北部(サンセバスティアン、ビルバオ、セントジェームスウェイなど)を訪れる場合は夏がベストシーズンで、スペインの中心部(マドリード、トレド、アビラなど)を訪れる場合は5月頃、または10月頃が最も過ごしやすいです。

どの時期にスペインに行くか迷っている場合は、以下の情報をご覧ください。あなたにぴったりのベストシーズンが見つかるはずです!

スペインのお祭り

スペインでの暮らしを垣間見てみたいですか?その場合、毎年行われる数々のお祭りや行事に合わせてスペイン旅行を計画してみてください。

  • 3月中旬:バレンシア火祭りが開催されます。街中が文字通り、花火・たき火・火薬で燃え盛っています。

  • 4月初旬:エジン・イ・トバラ・タンボラダスが開催されます。2万人以上の演奏隊が、町中でドラムを同時に演奏します。この祭りは、2018年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

  • 4月下旬:セビージャにて春祭り(フェリア・デ・アブリル)が開催されます。踊り、伝統的な乗馬、闘牛などでお祝いする祭りです。

  • 7月6日~14日:パンプローナで、世界的に有名な牛追い祭り(サン・フェルミン祭)が開催されます。もしも、闘牛に追いかけられるのをにチャレンジしてみたい方は、ぜひ参加してみてください。

  • 8月の終わり:バレンシアのブニョールで、トマトを投げ合うトマト祭り(トマティーナ)が開催されます。

オフシーズン

オフシーズンは、9月〜11月下旬と、1月〜3月です。

あまり観光客が多くない時期にスペインを旅行をしたい場合は、1月〜2月が最適な時期です。この時期もオフシーズンにあたり、マドリード、バルセロナ、グラナダ、セビージャなど、最も人気の都市の観光客の数が少なくなります。そのため、行列に並ぶことがなく、本格的にスペインを味わえます。

スペイン旅行の安い時期

オフシーズンは観光客の人数が少なく、フライト料金も安くなるので、低予算の旅行を計画している人におすすめです。夏と冬のホリデーシーズンを外し、特にフライト料金が最安となる11月は、格安でスペイン旅行が実現できるでしょう。

気候に合わせた旅

スペインの、カラッとした夏を楽しみ、降り注ぐ日差しを浴びたい場合、スペイン北東部にある海に行きビーチを楽しむことをおすすめします。この地域はバルセロナから簡単にアクセスでき、平均最高気温は6月は24度前後、7月~8月は27度前後です。

ただし、スペイン南部の夏は非常に暑くなることにご注意ください。8月はの気温は37〜40°Cを超えます。

スペイン 旅行 コーデ

スペイン 旅行のコーデは、基本的に日本と同じ恰好と考えて大丈夫です。以下は、季節ごとのコーデのポイントです

春: 日本と同じような気候ですが、朝晩は冷えやすいので、カーディガンなど羽織れるものがあると便利です。

夏: 日本より乾燥していて暑いです。日差しが強いので、日焼け止めを塗り、熱中症にならないようにこまめに水分補給を心がけましょう。

秋: 秋も日本と同じような気候ですが、春同様に朝晩は冷えるので、カーディガンなど羽織れるものがあると良いです。

冬: 冬は寒く、服装は日本(東京)と同じ格好をおすすめします。スペインの中心地、マドリードなど雪の降る地域もあるので、防寒対策はしっかりしましょう。

スペイン 旅行 天候

スペイン旅行 天候:マドリード、バルセロナ、東京の、気温(℃)と降水量(mm)

スペイン旅行-天候
参考:World Meteorological Organization

スペイン 旅行の様子