スペインの交通機関

スペイン 移動手配

  • 新幹線(AVE)/電車のチケット手配

  • 長距離バスのチケット手配

  • フライト手配

  • フェリーのチケット手配

  • レンタカーの予約手配

  • 専用車手配:半日または終日

  • プライベート送迎サービス

  • 空港送迎

  • グループ用、プライベートマイクロバス手配

*上記は個人旅行、または団体旅行でも手配可能です。

スペイン国内での移動手段について

  • スペインの新幹線の距離の長さ(合計)は、なんと世界で2番目の長さです!

  • スペインの高速道路はヨーロッパで最も長く、世界で3番目の長さです!

  • スペインの国鉄セルカニアス(Cercanías)が、日本のJRに相当します。

スペインの交通機関は、道路、高速道路、列車(世界で2番目に長い新幹線を含む)、地下鉄、航空路、港など、広範なネットワークが特徴です。それぞれの交通手段のほとんどは、国の中心地マドリードを拠点に放射線状に広がり、マドリードと他の地域を繋いでいます。

  • スペインの列車は、長距離列車と都市の地下鉄が高度なシステムによって統合されています。

  • スペインの高速道路のほとんどは無料ですが、一部有料のものがあります。

  • スペインで最も大きな空港はマドリードのバラハス国際空港で、その他の地域にも空港があり、国内線・国際線の発着便があります。

スペインの交通機関は、地下鉄からスペインの主要都市を結ぶ新幹線まで、様々な交通機関が整備されています。また、高速道路がスペイン中に張り巡らされているため、バスはほとんどの都市や町に行くことができます。

1. スペインの列車

スペインの電車の始まりは、1848年にさかのぼります。スペインのほとんどの列車はRENFEによって運営されており、普通列車の切符は券売機から購入できます。新幹線等の乗車券はオンライン、RENFEのチケットオフィス、またはSpain Japan Tarvelが手配することもできます。なお、スペインの列車の運賃は、ヨーロッパで最も安い運賃です。スペインの電車は、以下の3つに分けることができます。

長距離列車

長距離列車は2種類あり、アヴェ(AVE)と呼ばれる新幹線と、タロゴ(Talgo)と良ばれる特急電車があります。料金は列車のタイプと座席のクラス(ファースト/ビジネス/ツーリストクラス)によって異なります。ほとんどの長距離列車には、バー、レストランがあり、エアコン、映画、リクライニングシートが備え付けられています。夜行列車の場合、追加料金で寝台を利用することができます。長距離列車は通常の電車より値段が高い分、目的地へ早く到達することができます。例えば、バルセロナからセビージャへは普通列車では11時間半かかるところ、長距離列車では約5時間半で着きます。

中距離列車

タロゴは、2~3時間程度の中距離の都市を結ぶ便を運行しています。車内販売で、飲み物とお菓子を購入することができます。

普通列車

スペインの普通列車は、セルカニア(cercanias)と呼ばれており、日本のJRに相当します。各駅に止まるこの列車は、出発駅から終点までの乗車時間は長くとも2時間未満です。

便利な情報:どの電車を利用する場合でも、以下の割引が適用されます。

・60歳以上13歳未満であれば、約40%の割引が受けられます。

・4歳未満の子供を大人の膝の上に乗せて座席を利用する場合、運賃はかかりません。


Spain Japan Travelは、中・長距離電車の乗車券の手配を行っております。こちらから、お問い合わせ下さい。

スペインの列車

2. スペインの地下鉄

マドリード、バルセロナ、セビ-ジャ、バレンシアなど、ほとんどの主要都市には地下鉄があります。地下鉄は、これらの都市を移動するのに一番手っ取り早く、便利な方法です。スペインでは、公共交通機関の運賃はゾーン制で決められています。そのため切符・乗車券・定期は、バスや電車などあらゆる公共交通機関で利用できます。スペインの地下鉄は清潔で、時間通りに来ることで知られています。犯罪はほとんど起こることはありませんが、スリに注意する必要があります。

主要な都市の地下鉄の運賃をご紹介します。(2020年4月現在)

*乗車10回分は、ボノメトロ(bonometro)と呼ばれ、地下鉄であればどの駅でも乗り降りができます


便利な情報:

これら上記の都市に数日滞在する場合は、事前に入金(チャージ)することができるメトロカードを使うことをおすすめします。

スペインの地下鉄

地下鉄と路面電車のある、スペインの都市一覧

3. スペインのバス

都市のバス

バスの運行時間は、ほとんどの場合が午前6時頃から午後11時までです。運行本数は少ないですが、真夜中も運行しています。都市部のピーク時には約10分間隔で運行しており、夜間は1時間ごとに運行しています。日曜日と祝日は、運行本数サービスが少なくなります。バスの時刻表と路線図は、バス会社の事務所、バス停、バス会社のウェブサイトから入手できます。

市内バスは座席数は少なく、立って乗ることがほとんどです。日本同様に、降りるバス停の前でボタンを押します。

主要都市には数多くの都市バスがあり、目的地にどのバスを使えば良いか分からない場合があります。また、マドリードなどの都市ではバスやタクシー専用の車線がありますが、渋滞に巻き込まれることがあり、バスでの移動は時間がかかる印象があります。そのため、スペイン人は地下鉄を使うことが多いです。

主要都市には、都市を循環する観光バスがあり、スペインの様々な都市を訪れられるバスツアーもあります。(バスツアーには食事、観光、フェリーでの移動が含まれているものもあります)

中長距離バス

スペインの中長距離バスは約200の都市と町で運行しており、広範なエリアをカバーしています。中長距離バスはスペインで最も安価な公共交通機関で清潔・安全なため、交通費を抑えたい旅行者だけでなく、すべての旅行者におすすめの移動手段です。また、一部の沿岸の町や農村にはバスでのみ訪れることができます。様々な種類のバスがあり、最新の設備を備えたバスから、田舎に行くと、懐かしさを感じるような古くからあるバスも運行しています。

バスに乗る上で難しいのは、どのバスに乗るかということとバス停を見つけることでしょう。小さな町では簡単に見つけられますが、離れた場所にバスターミナルがある、大都市では難しいでしょう。例えば、マドリードには2つの主要バスターミナルがあり、一つはアベニーダ・デ・アメリカ(Avenida de America)で、もう一つは南バスターミナル(Estacion del Sur)です。

ほとんどのバスは、運賃によって様々なサービスを提供しています。中には、映画やテレビ番組を見ることができたり、軽食を提供するバスがあります。

乗車券は、バスに乗る前にチケット売り場もしくは券売機にて購入する必要があります。ほとんどの場合、乗車は前のドア(entradaと書いてあります)から乗り、中央または横の出口(salida)から降ります。また、ほとんどのバスがwifiを提供しており、主要なバス停には、荷物預かり所があります。

スペインで最も良く知られ、利用されているバスはアルサ(ALSA)で、すべての主要都市でバスを運行してます。スペインの他の主要なバス会社は、リカール(Lycar)、ラインバス(Linebus)、コメス(Comes)、ダマス(Damas)、イフェ(Hife)です。バスの乗車券が必要な場合、Spain Japan Travelを通じてバスの乗車券の手配ができますので、こちらからお問い合わせ下さい。


スペインのバス

国際長距離バス

スペインの主要都市とヨーロッパの多くの都市の間には、定期的に国際長距離バスが運行しています。例えばユーロラインズは、ヨーロッパの約10ヵ国からスペインの様々な都市を結ぶバスを運行しています。国際長距離バスでの移動時間はとても長いですが、ほとんどの場合その運賃は飛行機と比べて格安です。移動時間は、ロンドンからバルセロナが26時間、マドリードまでは28時間かかります。しかしながら、国際長距離バスは快適に過ごせるよう、エアコン、トイレ、映画やテレビ番組などのサービスが提供されています。

国際長距離バスは、通常週に週2〜3便、夏休みの期間は毎日運行しています。学生や若者は、一部のルートでは運賃の割引が適用されます。

ご予約が必要な場合、Spain Japan Travelのこちらより手配が依頼できます。

4. スペインのタクシー事情

タクシーは安価なので、都市部、または地方での移動手段としておすすめです。一般に、スペインのタクシーは信頼でき、観光客を騙すようなことはないので、必要があれば使ってみるものおすすめです。

日本同様に、都市部では路上でタクシーを捕まえるか、駅や空港であれば、タクシー乗り場(パラダ・デ・タクシー/parada de taxi)でタクシーを見つけられます。空車であるタクシーには、緑色のライトか点いているか、libre(空車)を示す表示が出ています。

タクシーの運賃はメーター制です。目的地が長距離の場合、事前に料金を提示しお互いが同意すれば、メーターを使用しなくとも問題ありません。

配車リクエストをした場合、迎車料がかかります。また、夜間と日曜日の場合、追加料金、もしくは割増料金がかかります。ほとんどの主要都市のタクシーはカードで支払いができます。

知っておくと良い情報:

スペインのタクシーは自動開閉ドアではありません。そのため乗車客は、タクシーの乗り降りの際に、自分でドアの開け閉めを行う必要があります。

5. スペインの道路

スペインの高速道路の始まりは、200年以上前のカルロス3世の時代にさかのぼります。スペインの道路の総距離は現在、683.175 km以上です。

スペインの高速道路の総距離は17,228 kmで、世界で3番目に長く、ヨーロッパでは最も長いです。スペインの高速道路は、オートピスタス(autopistas)とオートビアス(autovías)と呼ばれています。道路の種類に応じて、最低速度と最高速度の制限が異なります。最高速度制限は、赤い枠の付いた丸い看板に示されています。制限速度は、電子看板にも表示されていることもあります。


道路ごとの最高速度と最低速度は以下の通りです。

  • 高速道路:最低60km/時、最高120km/時

  • 幹線道路(舗装幅が1.5m以上、または車線が複数ある道路):最低50km/時、最高100km/時

  • その他の主要幹線道路:最低45km/時、最高90km/時

  • 都市部:最低25km/時、最高50km/時


ドライバーが速度制限を守って運転しているかは、スピード測定器と警察の監視チームによって監視されています。スピード測定器には標識がありますが、警察の取り締まりはランダムに行われます。

スペインの高速道路の一部は有料であり、「AP」、「R」の標識、またはスペイン語で「peaje」という言葉が有料高速道路であることを示しています。通行料の支払いにクレジットカードは使えますが、日本のクレジットカードが読み取れない場合があるので、現金での支払いをお勧めします。

主要道路では、オレンジ色の緊急電話が5 km間隔で設置されています。

高速道路によっては自転車でも走行できる場所もあります。その場合は、自転車専用通行帯があります。

高速道路には一部、優先車線(VAO)を設けられている場所があります。この優先車線は、車両の重量が3,500 Kg未満で、乗員数が最低乗員数を満たしている場合(通常は2人)、使用できます。道路のラインが、白色の破線の場合は車両の追い越しができます。

交通総局(DGT)は、スペインの道路を管理する政府機関です。

6. スペインの航空事情

スペインには40を超える空港があり、スペインの多くの都市間を毎日運航するLCC(格安航空会社)が数多くあります。カナリア諸島を除き、国内線のほとんどのフライト時間は2時間未満です。

海外からの旅行者の多くは、マドリードのバラハス空港またはバルセロナのエル・プラット空港に到着します。どちらも市内中心部から25km以内の距離です。スペインにはたくさんの空港がありますが、飛行機の乗換の接続が良いのはこの2つの空港です。どちらも、国内線やLCCからの便数が多く、国のほぼ全ての空港へのフライトが毎日運航されています。

スペインで最も重要な航空会社は以下です。

  • イベリア航空:1927年に設立されたスペインの主要な航空会社。マドリードに拠点を置き、マドリードバラハス空港の主要拠点からの国際便を運行しています。イベリア航空は、イベリア・レヒオナル(地域航空会社、エア・ノストラムが運営)およびイベリア・エクスプレスとともに、インターナショナル・エアラインズ・グループの一部です。イベリア航空は現在、マドリードと東京を結ぶ直行便を運行しています。


  • ブエリング航空:バルセロナのアル・プラ・ダ・リョブレガートを拠点とするスペインのLCCで、拠点空港は、バルセロナのエル・プラット空港とイタリアのローマにあるレオナルドダヴィンチ(フィウミチーノ)空港です。 ブエリング航空は、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、中東の100以上の目的地へのフライトを提供しています。


  • エア・ヨーロッパ:イベリア航空とブエリング航空に次いで3番目に大きいスペインの航空会社。本社はマヨルカのリュグマジョーで、マドリードのバラハス空港を拠点とし、パルマ・デ・マヨルカ空港とテネリフェ・ノルテ空港を重点都市としています。エア・ヨーロッパは、スペイン、ヨーロッパ、南アメリカ、北アメリカ、カリブ海、モロッコ周辺の44以上の目的地に運行しています。 なお、エア・ヨーロッパは2007年9月よりスカイチーム(SkyTeam)に加盟しています。



スペインの航空事情

7. スペインの港、船・フェリー

スペインには45の港があり、そのすべてが行政機関で国営企業のプエルトス・デル・エスタドが管轄しています。

スペイン本土からバレアレス諸島へ行くほとんどの人々はフェリーを使います。フェリーは、東海岸の都市、バルセロナ、デニア、バレンシアから出発します。高速船もあります。フェリーの乗船券は完売することが多いので、チケットを事前に購入する必要があります。

カナリア諸島からすべての島へ行くことができ、島と島の間を短時間で気軽に移動できる船便を提供してます。さまざまな企業が船を運行しており、さまざまな路線を行き来する港を所有しています。

さらに、船で国間を移動することもできます。スペインとイタリア、モロッコ、アルジェリア、さらにはイギリスの間を移動することができ、グリマルディ・ラインズトラスメディテラニアブリタニーフェリーなどの企業が運行しています。一部の船は、豪華な部屋、プール、レストラン、さらにはナイトクラブを用意しています。

フェリーの乗船をお考えであれば、Spain Japan Travelが乗船券を手配させて頂きます。こちらからお問い合わせ下さい。

スペインの港、船・フェリー