スペインの自然

自然スポットに関する、各種手配

  • 自然公園、生物圏保護区、洞窟への入場チケット手配

  • 自然公園、生物圏保護区、洞窟近辺の宿泊手配

  • ハイキング、トレッキング手配

  • 国立公園などでの観光ガイド (日本語手配可)

  • 自然エリアへの移動手配

  • 自然エリアを含む、カスタマイズ旅行の手配

*上記は個人旅行、または団体旅行でも手配可能です。

スペインの自然を巡る旅

  • スペインのユネスコ生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)の登録数は世界一!

  • 世界的にも有名なスペイン版お遍路は、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路です。

  • テイデ国立公園はヨーロッパで最も訪問者数が多い国立公園です。

スペインは、世界で最もユネスコ生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)が多い国で、それらの地域には湖、山、火山、沼地、森林、谷、崖などが存在しています。また、スペインには多様な動植物が生息しており、スペインで発見された最も有名な動物は、絶滅の危機に瀕しているネコの仲間、スペインオオヤマネコ(イベリアオオヤマネコ)です。

スペインには、雪をかぶった山々から火山性の砂漠に近い場所、美しい群島まで、多様性を持つその自然と野生生物を保護するための国立公園がいくつかあり、その多様性の中でも、とりわけ生態系の豊かさが特徴的です。これらの4つの国立公園は、世界遺産に登録されています。

スペインには、10,000ヶ所を超える洞窟が発見されており、地下にも貴重な自然遺産があります。一般公開されている地下もいくつかあり、観光できるように特別に整備されています。

1. スペイン 国立公園

スペインには16ヶ所の国立公園があり、それらはイベリア半島に11ヶ所、カナリア諸島に4ヶ所、バレアレス諸島に1ヶ所あります。国立公園の訪問者数は、毎年約1,500万人です。テイデ国立公園を訪れる人が最も多く、その訪問者は全体の約25%を占め、ヨーロッパで最も訪問された国立公園、そして世界で最も訪問された国立公園の1つです。スペインで2番目に訪問者数の多い国立公園は、グアダラマ国立公園(20%)で、そしてピコス・デ・エウロパ国立公園(13%)です。以下は、Spain Japan Travelがおすすめするスペインの国立公園、3ヵ所です。

国立公園-スペイン-地図

テイデ国立公園

テイデ国立公園

カナリア諸島(テネリフェ)

1954年に国立公園に指定

テイデ国立公園の中心には、スペインで最も標高の高いテイデ山があり、その標高は3,718mで、富士山の3,776mとほぼ同じです。テイデ国立公園は、環境・地質の面から火星と類似していることにより、火星に関連する研究にも活用されることとなり、火星の過去または現在の生命を明らかにする装置を試験するための理想的な場所だと考えらえています。2017年には欧州宇宙機関(ESA)が、ラス ミナス・デ・サンノゼとして知られる公園のエリアで、遊星探査車のテストを行いました。テイデ国立公園の広さは18.9 ㎢で、2007年にユネスコ世界遺産に指定されました。

ドニャーナ国立公園

ドニャーナ国立公園

アンダルシア州(ウエルバ&セビージャ)

1969年に国立公園に指定

ドニャーナ国立公園の広さは543㎢で、そのうち135 ㎢は保護区域です。国立公園は沼地、浅い小川、砂丘から成り立っています。ドニャーナ国立公園には、ヨーロッパでも独特の生物の多様性が見られ、数千のヨーロッパ・アフリカの渡り鳥、ダマジカ、アカシカ、イノシシ、ヨーロッパアナグマ、エジプトマングース、そしてイベリアカタシロワシやスペインオオヤマネコといった絶滅危惧種など多種多様な生態系と野生生物を保護しています。このエリアは、1994年にユネスコ世界遺産に指定されました。

オルデサ・イ・モンテ・ペルディード国立公園

アラゴン州(ウエスカ県)

1918年に国立公園に指定

ピレネー山脈にあるオルデサ・イ・モンテ・ペルディード国立公園の広さは15,608㎢です。広大な森には、ブナ、松、オークなどの木があります。エーデルワイスはオルデサ・イ・モンテ・ペルディード国立公園のシンボルである植物の1つです。この国立公園は、1997年よりオルデサ=ビニャマラの生物圏保護区(ユネスコエコパーク)に含まれています。また、同じ年に、スペインとフランスの国境をまたぐピレネー山脈の、ペルディド山がユネスコ世界遺産に登録されました。

2. スペイン 生物圏保護区

ユネスコ世界生物圏保護区ネットワーク(WNBR)は、生物圏保護区として国際的に指定された保護地域を網羅しています。パリを本拠とする、国連教育科学文化機関が説明しているように、生物圏保護区とは陸上および沿岸の生態系を取り巻く、科学的および自然の観点から珍しく、興味深いの動植物の生態系のことを指しています。 生物圏保護区は、122ヶ国にあり、その合計は686ヵ所です。中でもスペインは、世界で最も多くのユネスコが認定する生物圏保護区を有し、その数は合計52ヵ所で、公式に地球上で最も興味深い生物の多様性が存在する場所となっています。

以下はSpain Japan Travelがご紹介する、3つの美しい生物圏保護区です。

ピコス・デ・エウロパ

アストゥリアス州、レオン州、カンタブリア州

保護区への指定:2002年

ピコス・デ・エウロパは、スペインで最初に指定された国立公園です。ピコス・デ・エウロパは約20kmに及ぶ山脈です。ヨーロッパを含むその名前が広く受け入れられたのは、その昔アメリカから船で来た人々が最初に見るヨーロッパの光景だったということに由来しています。

バルデナス・レアレス

ナバラ州

保護区への指定:2000年

ナバラ州の南東に位置するバルデナス・レアレスは、420㎢にも及ぶ半砂漠の自然地域です。そおの地帯の距離は、北から南まで45km、東から西まで24km、標高は280〜659mです。この地域には、 3つの自然保護区が含まれています。

ランサローテ

ランサローテ島

保護区への指定:1993年

ランサローテ島はカナリア諸島の最東端に位置しています。18世紀から19世紀の間にこの島で起こった様々な火山が噴火した結果、ランサローテ島の特徴である溶岩と火山灰の独特の風景ができあがりました。海岸線に沿って素晴らしいビーチもあります。

3. スペイン ビーチ

スペインには8,000kmを超える海岸線があり、その多くは、カリブ海のビーチのように壮大なビーチで、まるで無限に続いているような感覚に陥ります。観光客の多くはコスタ・ブランカとコスタ・デル・ソルに行くことを好みますが、スペインのすべての海岸には素晴らしいビーチがあります。スペインのビーチは、その美しさに加え、清潔で安全です。それらのビーチは、環境面でも品質面においても一定の基準を卓越しており、スペインには最も多くのブルーフラッグステータスに認定されたビーチがあります。Spain Japan Travelは、スペインで訪れるべきビーチのトップ3をご紹介します。

プラヤ・デ・ラス・カテドラレス

ガリシア州

プラヤ・デ・ラス・カテドラレスの特徴は、干潮時にしか見られない自然のアーチと洞窟です。風や波に削られてできた、様々な形の大きな岩の景観は見ごたえがあります

プラヤ・デ・セス・イエテス

バレアレス諸島

白い砂とターコイズブルーの海が美しいプラヤ・デ・セス・イエテスは、「ヨーロッパ大陸のカリブ海」としても知られています。

グルピユリ海岸

アストゥリアス州

貝殻の形をしたグルピユリ海岸は、海のない海岸です。ビスケー湾にある、自然に出来上がった地下トンネルから海水が流れ込みます。

4. スペイン ハイキング、トレッキング

スペインで見られる最高の景色には、多様な風景、連なる山脈、海岸沿いのコース、目印が付けられたトレイルなどを進む、ハイキングでしか辿り着けない場所があります。ハイキングは、スペインの自然を楽しむのに、最もオススメの方法の1つです。渓谷を横断する、巡礼者によって作られた歴史的なルートを辿り、時間を遡ったような感覚を、そして山々の歩道を歩き、アドレナリンに満ちた冒険を楽しんでください。有名なサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路からピコス・デ・エウロパ国立公園、そしてビアス・ベルデス(緑の道)まで、全国に旧道があるため、様々なハイキングを楽しめます。スペインの自然の楽しむのに、ハイキングに勝るものはありません。以下、3つのオススメのハイキングコースをご覧ください。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

サンティアゴ・デ・コンポステーラ

スペインで最も有名なハイキングルートは、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路で、セントジェームズの道としても知られています。古くから存在しているこのい巡礼路の出発点は、スペインそしてヨーロッパの他国のいくつかの場所から始まり、全ての終点地はガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂です。最も古いルートの1つは、アストゥリアス州のオビエドから始まるルートです。

ルタ・デ・ロス・ボルカネス

ラ・パルマ島

ルタ・デ・ロス・ボルカネスは、ラ・パルマ島の南に位置し、古代のクレーターや火星のような火山の風景に囲まれています。この17.5 kmに及ぶトレッキングルートには、壮観な火山湖と溶岩が固まってできた、ダイナミックな道もあり、その壮大な風景により、スペインでも最も印象的なハイキングルートとして知られています。

エル・カミニート・デル・レイ(王の小道)

マラガ

世界で最も危険なハイキングルートの1つとして知られていた、エル・カミニート・デル・レイは、以前は経路の一部が欠けていたり、崖の斜面が急降下である箇所がありました。これらの安全上の問題により、このルートは長年閉鎖されていましたが、大規模な改修が行われ、2015年に再開しました。現在は安全に、壮観な景色を楽しむことができます。

5. スペイン 洞窟

スペインには、地上だけでなく地下にも数々の価値ある自然遺産があります。スペインには1万を超える洞窟があります。これらの地下の遺産は、洞穴学者や専門家のみに保護された地区も一部ありますが、それ以外の部分は一般公開されています。洞窟の中には、広いスペースがあり、観光客は何百万年にも渡って造り出された自然の造形を見ることができます。これらの洞窟の中で、Spain Japan Traveチームが選んだ最も壮観な洞窟をご紹介します。

ドラック洞窟

マヨルカ島

ドラック洞窟は、世界最大の地下湖の1つであるマーテル湖の内部にあります。この洞窟では、クラシック音楽のライブと、その音楽に合わせて動く光を見て楽しむことでき、他ではできないような素晴らしい体験ができます。洞窟のガイド付きツアーでは、ボートで地下の湖を渡ることもできます。

マラビーヤス洞窟

ウエスカ

マラビーヤス洞窟は、1886年に発見され、1914年に一般公開された、スペインの最初の観光者向けの洞窟です。その深さは2つのレベルに分かれており、1,200mの深さの洞窟を見ることができます。ルートを進むと、いくつかの地下湖を見ることができ、岩の間を流れる水は壮大です。

サンホセ洞窟

カステリョン

サンホセ洞窟には、ヨーロッパで最長の、航行可能な地下河川があります。さまざまな洞窟の静かな河川は船で渡ることもできますが、一般の人は立ち入り禁止の、約2kmのエリアもあります。洞窟の入り口では、1万5千年以上前の絵画や遺跡を見ることができ、非常に興味深いです。

6. スペインの、その他の自然スポット

スペインは美しく手付かずの自然に満ちており、まだ発見されていない多くの景観もあります。素晴らしい自然、多様な地質、緑豊かな森、乾燥した砂漠、火山、湖、印象的な山々に満ち溢れている国、スペイン。それらは、国立公園、生物圏、世界遺産のカテゴリに指定されてているもののあれば、そうでないものもあります。

以下は、Spain Japan Travelが選択した、カテゴリを絞らずに6つの最も素晴らしい自然スポットです。

ラス・メドゥラス

ラス・メドゥラス

レオン

ラス・メドゥラスは、歴史ある金鉱です。ローマ帝国全体において最も重要な金鉱であり、露天掘りにおいて最大の金鉱でした。ラス・メドゥラスの文化的景観は、ユネスコ世界遺産に登録されています。

アルブフェラ

アルブフェラ

バレンシア

アルブフェラ・デ・バレンシアは、淡水のラグーンと河口が特徴の自然公園です。自然保護区にも指定されており、その自然の生物多様性により、年間を通して多種多様な動植物の繁殖を観察することができます。

デ・ラ・マタ湖とトレビエハ

デ・ラ・マタ湖とトレビエハ

アリカンテ

デ・ラ・マタ湖とトレビエハ湖は、サリナス・デ・トレビエハとサリナス・デ・ラ・マタの2つの塩田で構成される自然公園で、これらの湖はピンク色の水が特徴です。この2つの湖は互いに繋がっており、塩鉱山として機能します。

ガラホナイ国立公園

ガラホナイ国立公園

ラ・ゴメラ島

ガラホナイ国立公園は、カナリア諸島の1つであるラゴメラ島の北に位置する国立公園です。 1981年に国立公園に指定され、1986年にユネスコ世界遺産に登録されました。毎年450,000人近くの観光客がこの国立公園を訪れています。

リオ・ティント

リオ・ティント

アンダルシア地方

リオ・ティントはスペイン南西部の川です。この川は、化学構成に由来する赤色とオレンジ色の水が特徴です。変色が起こるのはニエブラという町の近くで、鉱石や硫化物が大量に堆積していることに起因しています。川は約50kmにわたって赤色を維持しています。

タベルナス

タベルナス

アルメリア

タベルナスはスペイン南東部に位置する砂漠です。北米の砂漠に似ていることから、1950年代以降、映画や西部演劇の人気ロケ地となっており、マカロニ・ウェスタンもタベルナスで撮影され、ゲームオブスローンズの第6シーズンは、この砂漠を含め、アンダルシアやカタルーニャで撮影されました。