サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路への旅行手配
巡礼路を旅行するための公共交通機関の手配
巡礼路を巡る際の、宿泊施設の予約
現地での観光ガイド (日本語手配可能の場合があります)
巡礼路を含む、カスタマイズ旅行の手配
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路とは
サンティアゴ巡礼路
サンティアゴ巡礼路(聖ヤコブの道)とは、ヨーロッパを横断し、スペイン北西部のサンティアゴ・デ・コンポステーラにあるサンティアゴ(聖ヤコブ)の墓へと続く、大きく張り巡らされた道路網のことです。
毎年、大勢の人々が様々な想いを胸に、一人あるいはグループでサンティアゴ巡礼路を歩きます。多くの人は個人で行きますが、団体あるいはガイド付きのツアーであれば安心していくことができます。
ルート
最も人気があるのは(真夏はとても混雑しますが)、フランスのビアリッツ近くのサン・ジャン・ピエ・ド・ポルからサンティアゴまで約780㎞におよぶ「フランスの道」です。このフランスの道は、フランス国内で次の3つの主なルートから成り立っています:Voie de Tours、Voie de Vezelay、Voie du Puy
また、フランスの道は途中で以下4つのルートと合流します。
アラゴンの道:ピレネー山脈を越える道から続く
カミ・デ・サン・ジャウマ:バルセロナ近郊のモントセラトから続く
ルタ・デ・トゥネル:イルンから続く
プリミティーボの道:ビルバオとオビエドから続く
レバンテの道:バレンシアとトレドから続く
他に、スペイン国内のルートとしては、フェロルとコルーニャを起点とするカミノ・イングレスや、セビリアとサラマンカから始まるビア・デ・ラ・プラタ、オポルトを起点とするカミノ・ポルトガル(ポルトガルの道)などがあります。
巡礼路は、河川の成り立ちと似ています。小さな流れが集まって小川となり、小川が合流して川を作るように、それらの道の多くが合流してフランスの道となります。中世、人々は自宅をスタート地点としてサンティアゴに向かっており、このことが巡礼路をつくりあげました。今日、安価に旅行に行けるようになったおかげで、自分好みの出発地から歩き始めることができ、また色々な区間を何年をかけて行けるようにもなりました。信仰のために巡礼に旅立つ人もいますが、多くは、道すがら他の巡礼者と出会い、教会や修道院、大聖堂での集団礼拝に集い、巡礼者が何世紀にもわたって築いた建築物の基盤設備を見ることで、心理的な価値を見い出すのです。
巡礼路を歩く
巡礼路を歩くことは難しくありません。ほとんどの区間が平坦でなだらかな道です。中には、10日、20日あるいは30日と歩き続ける人もいます。実際に歩いてみると、思ったよりも気軽に歩けることが分かるでしょう。
自分に一番合った道を是非選んでみて下さい。多くの人が選ぶからと言って、フランスの道を歩く必要はありません。他にもたくさんの道があり、見える景色や経験もそれぞれ異なります。
巡礼の起源
サンティアゴ巡礼路の歴史は、イベリア半島で福音派使徒の墓が発見された814年にまでさかのぼります。この発見以来、サンティアゴ巡礼路は、ヨーロッパ大陸全体における遍歴となりました。
巡礼路はイベリア半島に続くローマルート網により定義されました。ガリシアに向かうまでの巡礼路の周りには、たくさんの病院、教会、修道院、大修道院そして街が作られました。しかし14世紀には戦争、伝染病や自然災害がもたらされ、巡礼路は廃れ始めます。
その後、19世紀の終わりに巡礼路の復旧作業が始まりますが、現代の巡礼路が再興したのは20世紀の最後の四半期です。社会的、観光的、文化的あるいは運動的な要素がハコベアの復興に非常に重要であったことは間違いありませんが、巡礼路が名声を得たのは心理的な価値が大きいでしょう。